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ラテン語の語源から考える英単語

英単語にはラテン語を語源とするものがとても多いって知ってましたか?

これは西暦1066年に、当時フランス北西部ノルマンディー地方の領主だったギヨームがイングランドに進攻し、征服王ウィリアムとなった歴史からきているんです。

当時ウィリアムに従って英国に渡った家臣たちはみんな中世フランス語を話していました。

それゆえ英国社会の中枢では長くフランス語が使用され、彼らのフランス語と地元アングロ-サクソン族の言葉が混じり合って英語が誕生しました。

そもそもフランス語自体が古代ローマのラテン語を母体にして生まれた言語なので、現在でも英仏語の両方にラテン語起源の単語がたくさん残っています。

例えば英語の動詞「improvise(即興で行う)」。

この英単語がどのようにできたか見ていきましょう。

この動詞の出発点はラテン語の動詞「videre(ヴィデレ・見る)」である。

それに「前方に」という意味を持つ「pro-」という接頭辞を付け、ラテン語の「providere(準備する)}、英語だと「provide」ができました。

「先々を見越して用心する」という意味から「準備する」という現在の意味が生まれました。

この「providere」に更に否定の意味を持つ「im-」という接頭辞を付けると「improvise(即興で行う)」になります。

「準備しないで物事を行う」ということから「即興で行う」という意味で使われるようになりました。

videreは様々な英単語に派生しています。

「ラテン語videre(英語vide)に派生する英単語」として一まとめにすれば意味の共通性が見えやすく、暗記もしやすいのと思いませんか?

次回以降,多くの英単語の元になったラテン語動詞について、まずは古典ラテン語での意味を知ってもらい、そのラテン語動詞から派生した英語の動詞を学んでもらいます。

また必要に応じてラテン語と英語との歴史的中継点とも言えるフランス語も援用して動詞以外の派生語につなげていき、英単語を語源から体系的に理解してもらえるようにします。

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